自治医科大学附属さいたま医療センター(さいたま市大宮区)は、膵癌の早期発見に特化した「膵癌ドック」を開設します。
同院では、これまでPETCT検査を用いた総合癌検診を行ってきましたが、利用者の意見を聞くと「特に膵癌が怖い。」という声が非常に多く寄せられました。そこで利用者の意見を受けて、早期膵癌やその前癌病変の発見を目的とした膵癌ドックを開始することとし、9月11日受診分から検診膵癌ドックをスタートするそうです。
近年、日本でも膵癌に罹る人が急速に増えており、膵癌への注目度が高まっています。膵癌は極めて治療成績が悪く、治癒のためには早期発見が何よりも大切ですが、他の癌と違っていわゆる検診が通常行われず、早期発見が非常に困難です。
こうした中、膵癌ドックでは、血液検査、超音波検査、MRI検査、超音波内視鏡検査を組み合わせて行うことでPETCT検査では発見できないような早期膵癌やその前癌病変を発見することを目的としています。
検査は同院在籍のスペシャリストが担当し、約半日で終了します。
膵癌ドックを実施している施設、特に大学病院は全国にも数えるほどしかないとのことです。
◎検査概要
検査日時/毎週月曜日(定員2名)
受付/8時30分、9時00分
検査終了/12時00分、12時30分
結果報告/検査から約2~3週間後に医師から検査結果を報告します。
検査内容/
・血液・腫瘍マーカー検査
・超音波検査
・MRCP検査
・超音波内視鏡検査
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