中央電力株式会社(東京都)は27日、埼玉県住宅供給公社(さいたま市浦和区)の公社賃貸住宅「与野本町ハイツ」(さいたま市中央区、89戸)に蓄電池を共同で設置し、経済産業省「分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」における実証試験を開始しました。
マンションでも便利に電気自動車に乗るための充電サービス「EV充電サポートシステム」も同時に導入しました。
与野本町ハイツでは「マンション一括受電サービス」(マンション一棟分の電気を一括購入することで、工場やテナントビルと同じ契約(高圧契約)に変更し、単価を安くすることで、その差額によって電気料金を削減)を2005年に導入しています。この「マンション一括受電サービス」と「蓄電池」を併用することで、貯めた電力を共用部で使い切れなかった場合に専有部でも使用することができるようになり、余らせることなく常に全量使い切ることが可能となるそうです。
また災害時には居住者が必要な機器の使用・充電などを行えるよう、蓄電池を開放する予定です。
一方、埼玉県内の別のマンションにおいても蓄電池を設置し、計2地点で蓄電池の実証試験を開始したそうです。
こうした取り組みで脱炭素を促進していくそうです。
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