旧国鉄操車場の跡地を核に2000年に街開きした「さいたま新都心」。関東経済産業局など国の関東地方出先機関、最大収容人数3万7,000人の「さいたまスーパーアリーナ」、大型商業施設コクーンシティ、さいたま赤十字病院、埼玉県立小児医療センター(下に写真)などがあります。
そのさいたま新都心に本社を構える企業も増えてきているようです。
その先駆けと言えるのが、仏フォルシアグループ傘下の車載音響機器メーカー、フォルシアクラリオン・エレクトロニクス株式会社(旧社名はクラリオン)です。2007年にさいたま新都心に本社を移転しています。
ウィキペディアによりますと、売上高(2015年3月期)は連結で1,986億円、単体で1,358億円となっています。
「ファッションセンターしまむら」などを運営する、株式会社しまむらも2021年1月にさいたま新都心に本社を移転しました。
それまで、さいたま市北区宮原町に本社を置いていましたが、移転により延床面積は4倍に拡大、さらに3月下旬には本社棟の隣に、「ファッションセンターしまむら」、カジュアル・シューズ業態の「アベイル」、ベビー・子ども用品の「バースデイ」の3業態を合わせた商業棟「さいたま新都心ファッションモール」をオープンしました。
さいたま新都心ファッションモールの売場面積は約4,100平方メートル。2フロア構成で、1階では「アベイル」と「バースデイ」の2店舗を展開し、2階には「ファッションセンターしまむら」を出店しています。
学研ホールディングス傘下で、介護事業などを展開するメディカル・ケア・サービス株式会社も2020年6月1日に本社をさいたま新都心市のランド・アクシス・タワー29階に移転しました。
同社のホームページを見ますと、新本社には卓球リーグ「Tリーグ」のオフィシャルパートナーとして卓球台(デスクとしても使用できる)を設置したほか、集中スペースも設けているそうです。
今後、さいたま市役所も、さいたま新都心(大宮区北袋町1丁目のさいたま新都心バスターミナルほか街区)に移転することが決定しています。移転時期は令和13年度の見込みです。さいたま市「新庁舎整備等基本構想」(令和3年12月)の8ページによりますと、建物イメージは、20階程度、90〜100メートル程度になる見通しです(下にイメージ図)。
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