大型バスターミナル「バスタ大宮」の事業計画の具体化を図る「大宮駅西口交通結節点事業計画検討会」。第1回検討会は令和3年4月に開催され、第2回は今年3月6日に開催されています。
国交省大宮国道事務所のホームページには、検討会の資料がアップされていて、このうち第2回の資料が以下のアドレスにアップされています。
https://www.ktr.mlit.go.jp/oomiya/oomiya00585.html
資料6「大宮駅周辺における交通結節点の考え方」を見ますと、まず大宮駅周辺の開発計画等状況図が示されていて、「東口はGCS構想(大宮駅グランドセントラルステーション化構想)が進行中で、駅前各区画では準備組合から組合設立・事業認可へ向け調整中である」ことが紹介されています。
また「西口は、駅前から離れた老朽建築物の残るエリア再開発等が進行中で、駅前のそごうやDOMなど、新幹線開業時の建設から約40年経過、今後、大宮駅のターミナル機能強化のため更新の余地有り」としています。
また、大宮駅の東西には路線バスと高速バスの乗降場が点在しており、合計で24箇所の乗降場が存在する、とあります。
そうした中、大宮駅西口に備えるべき機能は、「交通機能」「交流機能」「サービス機能」「防災機能」の4つを基本として考えるそうです。
防災では以下の感じです。
東北、上信越・北陸方面からの新幹線が集結する「大宮」は、西日本との玄関口となる「品川」と並び、東日本からの多種多様なヒト、モノが実際に集結して交流する最初の対流拠点であり、(中略) 首都直下地震の発災時には首都圏の機能をバックアップするための最前線となる。このため、東日本のネットワークの結節点として連携・交流機能の集積・強化を図るとともに、災害時のバックアップ拠点機能の強化を図る。
一方、今後の流れについては、資料7「主な論点と今後の検討の進め方」に掲載されており、第3回の検討会以降は、候補箇所の選定、整備方針、施設計画(機能や配置など)、事業スキームなどを検討していく模様です。
ちなみに、資料3「再開発事業等(近年完成・事業中)の紹介」には、これまでの大宮駅周辺の再開発事業とこれからの事業や計画などが掲載されています。
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