冠婚・葬祭・互助会を柱とした総合結婚式場・葬斎センター・多目的ホールを展開するアルファクラブ武蔵野株式会社(さいたま市大宮区)はデジタルトランスフォーメーション(DX)を、葬儀施行の「さがみ典礼」(同社が展開する事業)に順次導入していくそうです。
コロナ禍以降、葬儀はインターネットを通じて遠方にいても参列することが可能なオンライン葬儀や供花や香典などが申し込めるサービスが拡大しました。
さがみ典礼も2020年からインターネット葬儀「アルファライブ」を開始。さらに2022年からNFT デジタルギフトの活用を開始したほか、2023年に入ってからはメタバースでの供養サービス「ネット霊園 風の霊」に参入するなど、最新技術を活用したサービスを取り入れています。
さらに、DX 化が必須と考え、葬儀 DXを導入することにしたそうです。
DX導入後は、遺体に貼付されるバーコードと棺に貼付される RF-ID タグが、同社の基幹システム「ZEBRA」と自動連携し、遺体の情報、出棺日時などがインプットされます。
併せて、葬斎施設の出入口に取り付けられるアンテナにより、棺が出入口を通る際、瞬時に RF-ID タグを読み取ります。読み取った情報が、インプットされた情報に一致した場合は問題なく出棺となりますが、もし仮に RF-ID タグにインプットされた時間と出入口を通る時間が異な流など、未照合情報が一つでも発覚した場合は、警告灯が発動するそうです。
目視とともに DX 化することによって、ミスやトラブルを防止するだけではなくスタッフの労力も軽減することができるようになるそうです。
27日から導入を開始し、今後は今年7月までに埼玉県内の「さがみ典礼」すべての施設に導入予定。導入後は自治体とのシステム連携や他葬儀施設へシステムの提供を行っていくそうです。
コメント