首都圏には、「首都高速都心環状線」、「首都高速中央環状線」、「東京外環自動車道(外環道)」、「首都圏中央連絡自動車道(圏央道)」の4つの環状道路があります。
そして現在、第5の環状道路と言われています「核都市広域幹線道路」の計画が進められています。
核都市広域幹線道路は、「東京外環自動車道」と「首都圏中央連絡自動車道(圏央道)」の中間を走り、横浜市、町田市、多摩市、立川市、所沢市、さいたま市、越谷市、柏市、千葉市といった業務核都市を結ぶ計画です。
業務核都市とは、東京圏における超過密問題の解決を目的に業務機能などの受け皿となるべき都市として指定された都市です。
さいたま市内では、「首都高速埼玉新都心線(与野ジャンクション〜新都心西〜さいたま新都心近く〜さいたま見沼、全長5.8キロメートル)」から東北道付近へと抜けるルートになっています。
こうした中、国土交通省の「令和4年度の道路調査の見通しについて」の中で「概略ルート・構造の検討」路線として、「核都市広域幹線道路(埼玉新都心線~東北道付近)」が示されたことから、埼玉県とさいたま市は、知事と市長のコメントをそれぞれ発表し歓迎の意向を示しました。
埼玉県関連ページ
https://www.pref.saitama.lg.jp/a1001/kousokudoro/kakutosi.html
さいたま市関連ページ
https://www.city.saitama.jp/001/010/018/010/001/p087927.html
1日平均乗客数が20万3,160人と新宿、池袋、横浜、東京、渋谷、品川に注いで全国7位(2021年度)となっている大宮駅(さいたま市大宮区)には、北海道、東北、秋田、山形、上越、北陸新幹線が乗り入れ、大宮駅があるさいたま市は東日本の玄関口とも言われています。核都市広域幹線道路が実現すれば、さらにその玄関口としての機能が強化されることが期待されています。
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