さいたま市では、首都高速道路の高速埼玉大宮線や国道17号、国道17号(新大宮バイパス)など南北(東京方面)の道路は整備されています。そうした中、最近は東西を結ぶ道路も整備がされてきています。
さいたま市の東西を結ぶ4車線道路「道場三室線」
都市計画道路大谷場高木線(桜区道場)、国道17号新大宮バイパス、国道国道17号、第二産業道路、都市計画道路大間木丸ヶ崎線(緑区芝原)など市内を東西に結ぶ広域幹線道路です(一番上の写真の11、23、12などです)。
このうち、桜区中島1丁目から中央区大戸3丁目(一番上の写真の23のあたり)が平成16年度から工事中で、令和6年度にかけて完成するようです。
都市計画道路 田島大牧線
都市計画道路大谷場高木線(桜区田島)、浦和駅周辺、見沼代用水西縁(緑区大牧)など、市内を東西に結ぶ幹線道路です(上の写真の13、14)。
このうち現在、浦和駅周辺地区の中山道から国道17号までの区間(一番上の写真の13のあたり)は開通(暫定開通?)しています。
新たな首都圏の環状道路「核都市広域幹線道路」
首都圏には、「首都高速都心環状線」、「首都高速中央環状線」、「東京外環自動車道(外環道)」、「首都圏中央連絡自動車道(圏央道)」の4つの環状道路があります。
そして現在、第5の環状道路と言われています「核都市広域幹線道路」の延伸計画が進められています。
核都市広域幹線道路は、「東京外環自動車道」と「首都圏中央連絡自動車道(圏央道)」の中間を走り、横浜市、町田市、多摩市、立川市、所沢市、さいたま市、越谷市、柏市、千葉市といった「業務核都市」を結ぶ計画です。
業務核都市とは、東京圏における超過密問題の解決を目的に業務機能などの受け皿となるべき都市として指定された都市です。
さいたま市内では、「首都高速埼玉新都心線(与野ジャンクション〜新都心西〜さいたま新都心近く〜さいたま見沼=全長5.8キロメートル(一番上の写真の5の下にある青色の道路)があり、さらに東北道付近へと抜けるルートが計画されています。
この東北道付近に抜けるルートは、国土交通省の「令和4年度の道路調査の見通しについて」の中で「概略ルート・構造の検討」路線である、とされました。
また今年1月16日には、埼玉新都心線~東北道付近について、地元検討会が設立・開催され、構想段階の進め方(案)などが示されたようです。
このほか、最近では国交省大宮国道事務所が、大宮区役所を始め各区役所や市内の区民ホールなどで核都市広域幹線道路のパネル展が行っています。詳細は下記のサイトから確認できます。
なお、この埼玉新都心線~東北道付近が完成すると、さいたま市は、この道路、高速埼玉大宮線、東京外環自動車道、東北道により、小さな環状線ができる格好になりそうですね(下の写真が参考になります)。
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