うなぎの卸売、うなぎ蒲焼の小売・飲食店(かのうやなど)などを手がける、埼玉県の職人(出品者)が手がけるプロジェクトを応援する購入型クラウドファンディングサイト「IBUSHIGIN(いぶしぎん)」で、業務上発生してしまう「うなぎ」の廃棄ゼロに向けたプロジェクトを立ち上げています。
リターン商品は、【お試しセット】うなぎスナック2点セット(山椒味、わさび塩味)(支援金3,000円のリターン商品)などです。
https://mmp-mbkg-ibushigin.en-jine.com/projects/037
いぶしぎんのホームページによりますと、うなぎは生きたままの流通しかできないため、取り扱ううえでどうしても「廃棄」の問題が発生します。この問題を回避するには、元気なうちに「加工」して「保存」をする他はないそうです。
同社では、うなぎ問屋として年間750トンものうなぎを取り扱うなかで、無駄のない仕入れは当然として、廃棄されそうになるうなぎは自社での消費をしてきました。しかし限界があるそうです。
そこで、業界初となる、うなぎスナック(フリーズドライ)の開発に至ったそうです。うなぎの魅力を最大限に生かしつつ、おいしさを保てるよう、何度も試作を繰り返したそうです。
うなぎをまるごと(100%)使用。うなぎを香ばしく焼き上げ、鯉平秘伝のタレをたっぷり絡ませているそうです。
また、フリーズドライは食材の色や香り、風味、食感などが復元されやすく、ビタミンなどの栄養価が損なわれにくいのが特徴と言います。また、常温での長期保存ができるので、保存料も使用していません。
なお、この商品3つで、うなぎ約1匹分の命が助かるようですが、7月5日23:25分現在、目標額を大幅に上回る88万6,600円の支援金が集まっています。プロジェクトへの支援の募集期間は今月末までです。
同社の創業は明治30年で、法人設立は昭和27年。活鰻(うなぎ)・活鯉・活なまず・活どじょう・活すっぽんなど淡水活魚や水産加工品の卸売のほか、うなぎ蒲焼の小売・飲食業、うなぎ加工機器販売・整備などを手がけ、年商は30億円、従業員数は140名とのことです。
さいたまレポ「株式会社鯉平(さいたま市見沼区)が運営する、川魚料理店の「かのうや」に行ってきました(2023年5月14日)」
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