浦和はうなぎの街として知られ、江戸時代から受け継がれる浦和のうなぎの蒲焼きをPRするために始められたイベント「さいたま市浦和うなぎまつり」が5月27日に開かれます。浦和とは直接関係ありませんが、うなぎ関連ということでこの情報を紹介したいと思います。
“ニホンウナギ” が絶滅危惧種IB類に指定されている中、日清食品ホールディングス株式会社のホームページによりますと、同社は動物由来原料を一切使用せずに “うなぎの蒲焼” の食感や見た目、風味を再現した「プラントベースうなぎ」の開発に成功したそうです。
ウナギの養殖は天然資源 (稚魚であるシラスウナギ) に依存しています。またウナギを卵から育てる完全養殖は、技術的に確立されているもののコストの問題が解決されておらず、実用化には至っていません。このため、このままでは「うなぎを食べる」という日本の食文化が失われてしまう可能性があります。
そうした中、開発された「プラントベースうなぎ」は、本物の “うなぎの蒲焼” の食感に近づけるため、「白身層」「中間層」「皮層」の3層に分けて動物由来原料を使用せずに生地を作っているそうです。
「白身層」には、主に粒状大豆たん白を使用し、「中間層」は、植物油脂などを使用し、うなぎの身と皮の間にある脂身のとろっとした食感を再現しています。
「皮層」には、竹炭粉末を使うことで特有の黒さを再現しています。 また、”うなぎの蒲焼” 特有の「見た目」は、3層の生地を専用の金型に詰めて蒸した後、タレを塗り、炙って焼き目をつけることで表現しているそうです。
詳細や写真などは以下のプレスリリースでみることができます。
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