人口規模といっても平成の大合併などで人口が膨らんだ市町村も多いような気がします。仮に、人口約134万人のさいたま市が近隣市町村と合併したとし、さいたま市よりも人口が多い、名古屋市、横浜市、札幌市、福岡市、川崎市、神戸市、京都市など、さいたま市よりも人口規模が大きい政令指定都市と同規模の面積となったら、どのくらいの人口になるのでしょうか?(可住地面積や市同士の結びつきなどは考慮していません)
横浜市、名古屋、仙台、札幌の概要は以下の通りです(人口は市が提供している最新の住民基本台帳人口か推計人口)。
・名古屋市 231万7,985人(326.50平方キロメートル) ・横浜市 376万8,664人(437.4平方キロメートル) ・札幌市 196万9,058人(1,121.26平方キロメートル) ・福岡市 163万2,713人(343.47平方キロメートル) ・神戸市 150万4,597人(557.03平方キロメートル) ・京都市 144万2,411人(827.83平方キロメートル) |
そしてさいたま市の概要は以下の通りです。
・さいたま市 134万923人(217.4平方キロメートル)。
そのさいたま市は以下の市と隣接しています(上記の人口は2022年4月現在のもの)。
・戸田市(141,206人、18.2平方km) ・蕨市(75,313人、5.1平方km) ・川口市(605,067人、62.0平方km) ・越谷市(344,674人、60.2平方km) ・春日部市(232,400人、66.0平方km) ・蓮田市(61,474人、27.3平方km) ・上尾市(230,385人、45.5平方km) ・川越市(352,896人、109.1平方km) ・富士見市(114,045人、19.8平方km) ・志木市(76,374人、9.1平方km) ・朝霞市(143,926人、18.3平方km) |
これをもとにアットランダムでいくつかの合算値を出すと以下の通りです。
・さいたま市+川口市の合計
194万5,990人、279.4平方キロメートル
・さいたま市+川口市、戸田市、蕨市の合計
216万2,509人、302.7平方メートル
・さいたま市+川口市、戸田市、蕨市、越谷市の合計
250万7,183人、362.9平方メートル
(※人口231万7,985人の名古屋市や人口163万2,713人の福岡市よりも少し広い程度です)
・さいたま市+川口市、戸田市、蕨市、越谷市、春日部市、上尾市、川越市の合計
332万2,864人、583.5平方メートル
(※人口150万4,597人の神戸市よりも少し広い程度です)
こう見ると、さいたま市およびその周辺は、多くの政令指定都市に比べても人口が密集していることがわかります。
ただ、市同士の結びつきは他都市ほど強くはないと思います。
いま大宮周辺に増えていると思われるBCP拠点(例えば下の例です)や東日本支社・支店を含めて、日本屈指の路線数を誇る大宮駅〜さいたま新都心にかけて企業がもっと集積し、大宮周辺に通勤する人々が増えてほしいですね。
なお、埼玉県のデータは以下のサイトのデータを使用しました。
一方で、東京都に隣接する埼玉県ですが、人口減少が進む地域、農業が盛んな地域もあり、埼玉県では、人口減少対策、農業活性化にも注力しています。
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