【埼玉】豪華な山車が旧城下町を巡る「川越まつり」が15日、川越市街で始まった。大声自粛の「ウィズコロナ様式」での開催となったが、3年ぶりのまつりを大勢の市民や観光客が楽しんだ。16日も開かれる。
まつりは江戸の祭礼文化を今に伝え、メインの「川越氷川祭の山車行事」はユネスコ無形文化遺産に登録されている。
市制100周年の今年は、市街にある29台の山車すべてが巡行した。感染症対策として、山車の曳(ひ)き手はマスク姿が目立ったが、「そろいのマスク」を楽しむ町内も。「コロナ禍でも楽しむ姿をみせられてよかった」と語る人もいた。
山車同士がすれ違う際にお囃子(はやし)を競演する「曳っかわせ」は、曳き手が集まることが禁じられた。それでも、沿道から拍手が寄せられ、盛り上がりをみせていた。(永沼仁)
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