業務用専門店向けの「めん」をはじめ各種めん類の製造販売を手がけるタカヒロフーズ株式会社(埼玉県熊谷市)が、熊谷駅秩父鉄道改札前で運営している「熊谷うどん 熊たまや」に行ってきました。
タカヒロフーズで製造する「熊谷うどん」は熊谷産小麦粉を100%使用しているそうです。また小麦の生産から製粉そして製麺まで、全工程を熊谷市内で行っているそうです。
熊谷市のホームページなどによりますと、熊谷は本州トップクラスの小麦の生産地で、主に「農林61号」「あやひかり」が生産されているようです。
熊谷うどんは、その熊谷産の小麦を50パーセント以上使用し、熊谷で製麺された地産地消のブランドうどんです。「第9回 全国ご当地うどんサミット2019 in 熊谷」で、熊谷うどんが3位になったそうです。
また、また熊谷産の小麦や熊谷うどんを語るときに、よく耳にするのが、麦作の農業改良に尽力した権田愛三さんという方のようです。権田さんは1850年に現在の熊谷市で生まれ、1872年に会社を興し、肥料と藍の栽培を開始し、次第に麦の増量に取り組み出したそうです。権田さんの栽培法は当時の平均の4倍の収穫量を記録するなど、麦などの増産に取り組み、「麦王(麦翁)(ばくおう)」と呼ばれるようになったそうです。
一方、埼玉県のホームページによりますと、熊谷産小麦を熊谷で製粉した中力粉は、うどんを打つのに適度な粘りをもっています
また熊谷うどんは小麦粉の種類で3タイプあるそうです。
・熊谷うどん(なつかしい味わい)…農林61号100%使用の生めん、小麦本来の風味とほど良い硬さ、昔ながらの田舎風うどん。
・熊谷うどん(新しい食感)…あやひかり100%使用の生めん、”つるつる””もちもち”現代風でのど越しの良さが特徴。
・熊谷うどん(半生うどん)…農林61号50%、あやひかり50%使用。
ちなみに、熊谷の小麦粉はうどんに向いているように見えますが、ゆきちからという小麦はパンに向いているようで、最近、小麦の食料自給率を高める観点からも注目度が高まっています。
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