木造注文住宅を手がける株式会社アキュラホーム(東京都)は、本社をさいたま市西区に移転することを決定し、現在、建築工事を進めています。工事は2022年9月に着工し、完成は2024年10月末の予定です。
木造8階建てです。
特殊技術、特殊部資材を多用せず、日本で最も普及している木造軸組み工法の製材、プレカット加工技術などの生産システムを使い、従来の木造ビルの3分の2のコストで建設できるようです。
日本古来より社寺建築でも取り入れられた伝統技術と、大学とも共同で研究開発を進めてきた現代技術を融合させ、ビル建築、公共建築物などの新たな選択肢の一つになり、木造の街並み復興の一翼を担えればと考えているそうです。
また、敷地内には低層中大規模木造建築物も2棟建築されます。
2021年7月28日付け同社のプレスリリースによりますと、2020年に減床するまでの新宿本社面積は1,320平方メートルでしたが、新本社はショールームほか宿泊体験棟や実験棟など含め総床面積約1万1,200平方メートルで8倍以上となります。
一方、アキュラホームは従業員数はパートなども含め1,522名(2023年3月現在)、売上高は2021年度で541億円。もともと埼玉県富士見市が発祥地のようです。
◎新本社
住所/さいたま市西区三橋5丁目
建物総延床面積/約1万1,200平方メートル
敷地面積/約9,000平方メートル(約2,700坪)
その他施設/ショールーム、実験棟、宿泊体験棟6棟
高さ/30.95メートル
アキュラホーム 新社屋のページ
さいたまレポ「オフィスビルでは珍しい木造8階、(株)アキュラホーム(東京都新宿区)の新社屋建設が着工」(2022年9月18日)
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