彩の国さいたま芸術劇場(さいたま市中央区)などを運営する県芸術文化振興財団は、新年度の公演予定を発表した。近藤良平芸術監督が県内各地の多彩な人・物・文化を訪ねて作品にする「埼玉回遊」が目玉で、年度末には一年間の成果を「特大号!」としてまとめた作品も制作する。
「回遊」は、同劇場が大規模改修工事中の期間を使い、近藤さん自ら各地で人や物に触れ、ライブパフォーマンスなどを行う企画。映像に残して「新しい埼玉の民俗誌を編む」(近藤さん)という野心的な企画。
四月一日から劇場ホームページで回遊先を公募する。「県内ですてきな文化に携わる個人・団体」で、他薦のみ。いわゆる文化芸術でなくても豊かな営みを感じ取れる人などを求め、例として「地層に詳しい」「おいしい里芋を育てている」などを挙げる。締め切りは五月十日。
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