7月30日は、土用の丑の日。この日に大幅に増えるうなぎの需要を取り込もうと、うなぎ料理を扱う料理店、うなぎ料理を扱うスーパー・コンビニなどでは、チラシを配布したり、ホームページでPRしたりしています。
こうした中、一風変わった、うなぎ店「土用の丑の日」に関するお知らせを目にしました。
うらわのうなぎ萬店(さいたま市南区)のホームページに掲載されているお知らせで、冒頭には「うなぎのぼりにオフピークを」とあります。
続けてこう書かれています。
「例年、土用丑の日には萬店も大賑わいです。喜ばしい反面、その混雑ゆえにご提供までおまたせしてしまうこともございますし、また、爆発的な需要増による資源確保の問題も発生しております。つきましては、お客さまの縁起を担ぎたい心意気も承知のうえで、あえて萬店では【丑の日を外してのご来店】を推奨させていただきたく思います。」
ウィキペディアによりますと、2009年から2012年にかけ、日本にて採捕されるシラスウナギが減少したことから、同年6月に日本の農林水産省は、日本の伝統的な食品として重要なウナギ資源の保護を主軸とする「ウナギ緊急対策」を定めたようです。また、うなぎは生きたままの流通しかできず、「廃棄」を発生させないためには無駄のない仕入れが必須となるようです。
オフピーク通勤ならぬ、オフピークご来店をお願いする、このお知らせは、こうした事情を受けてのものなのかもしれませんね。
なお、お知らせは日本語と英語で書かれています。
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