株式会社学研ホールディングスのグループ会社で、全国に330以上の介護事業を運営するメディカル・ケア・サービス株式会社(さいたま市中央区)の中国拠点 美邸養老服務(上海)有限公司は、人型ロボット領域のトップの企業UBTECH ROBOTICS CORP LTDと、合弁会社 优邸健康科技(深圳)有限公司を設立しました。
合弁会社では、両社の特徴、リソースなどを生かし、認知症リスクの早期検査、継続的な見守りと予防、製品、サービスなどの分野で協力。施設の管理システムや在宅サービスロボットなどを開発し、スマート介護事業を実現することで、利用者の生活の質の向上と介護スタッフの生産性の向上を目指します。
UBTECHは2012年3月に設立。世界でトップのハイテク企業であり、人工知能と人形ロボット設計、製造、販売及びAI、プログラミングとOSソフトなどの開発力、技術力を有しています。
設立以来、ロボットの動作計画、制御技術、SLAM、自律技術、ロボットオペレーティングシステムアプリケーション、ROSAなどのテクノロジーを展開してきました。
2018年には、国家発展改革委員会のロボットプロジェクトに選ばれ、中国のハイエンドインテリジェントサービスロボット製品の産業化を担当。2020年には職業教育改革に協力し、教育省よりサービスロボット分野の1+X認証を2件取得しました。
さらに2021年には新たにアップグレードされた大型ヒューマノイドサービスロボットWalker Xを世界で発売し、2022年にはオランダ博覧会チャイナガーデンの唯一の公式スマートロボットパートナーとなりました。
一方、メディカル・ケア・サービスは、1999年の設立当初より認知症ケアに注力し、2001年6月に1棟目となる認知症高齢者対応の「愛の家グループホーム桶川」を開設。認知症ケアを中心とした介護施設の運営に20年以上の実績があり、2017年には、グループホーム運営居室数が日本一となりました。
介護現場の生産性の向上とケアの品質向上に向けて、ICTやAIの活用を進め、より効果的で専門的な介護サービスを実践してきました。例えば、2020年9月から国内施設で介護記録システムを導入し、ご利用者の情報収集と分析、データに基づいたケアを実施。また、AIロボットを導入するなど、業務効率化に努めてきました。
中国では、2014年より介護施設の運営を開始するなど、現在、3つの事業(施設運営、コンサルティング管理、教育)、7施設を展開しています。
社員は約6,900名で、売上高は349億円(2022年9月期)。
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